皆さんこんにちは。
ヤマトバックス総監督の関です。
総監督の視点からみた今回の諏訪湖トライアスロン大会の軌跡を紹介したいと思います。
第一話 ~原石~
私が諏訪湖トライアスロン大会への参加を決めたのは、2021年の1月だったと記憶している。
「トライアスロン大会のリレーの部に、ヤマトから1チーム、エントリーする」
社長からメンバー募集の一言があり、すぐに手をあげた。
トライアスロンにリレーチームが存在することも、この時初めて知った。
スイム、バイク、ランの3種目を3人でつなぐ。
1人1種目だけ頑張ればよいとなれば、初心者でも敷居が低い。
ただし、スイムに関しては参加資格を満たす必要がある。
大会前に記録会に参加して2kmを70分以内に泳がなければいけない。
記録会に挑むのは、万一のことを考えて、リザーブを含んだ3名を擁立し、各自、記録会までの1ヵ月半は週一でプールに通った。
芽生えたチームワーク!ともに突破を!
この時はまだ、バイク担当もラン担当も決まっておらず、『ヤマトバックス』結成前だったので、私の立場は、スイム候補生3名の代表者というものだった。
本来なら、3人のうち1人でも参加資格をパスできれば良いのだが、いつの間にか、この3人の中にもチームワークが芽生え、隊列を組んで泳いで、一緒にゴールしようという意識のもと、みんながみんなの足を引っ張らないようにと、普段の練習にも力が入った。
記録会直前には、3人とも1kmを30分かからずに泳げるまでに上達した。
記録会当日は、私が先頭でペースメイキングし、すぐ後ろに2名が続く形で挑んだ。
まずは2kmを完泳できなければ、話にならない。
「一定のペースでゆっくり泳ぐから、俺を追い越したり離れたりしないように」
作戦は完璧だった。一糸乱れぬ隊列で最後までペースを落とさない。
まるで、シンクロスイミング。動きも呼吸もピッタリだ。
記録会のスタッフも驚くチームワークで、2kmを無事、泳ぎきる事ができた。
タイムはもちろん、3人同じで48分。全員がスイムの参加資格を取得した。
十分に余裕を残していたので、もう少し上げれたかな、とも思ったが、
大会本番に楽しみは取っておこうと、3人の士気は高まっていた。
(第二話へつづく)
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